サラリーマンの確定申告については、
2013年に「特定支出控除制度」が見直されたので、
職務の遂行に必要なものは必要経費として認められるようになりました。
特定支出控除とは、
会社員が自費で使った通勤費や研修費などの金額が
「給与所得控除額の半分」を超えるとき、
超えた分の金額が税金の控除対象となって、
翌年の確定申告で何割か還付される制度です。
2013年以前の、
①通勤費
②転勤費用
③仕事に必要な研修費用
④仕事に必要な資格取得費用
⑤単身赴任で勤務地から自宅へ帰るための交通費
に加えて、
⑥仕事に必要な書籍や新聞など図書の購入費用(図書費)
⑦仕事で必要な衣服の購入費用(衣服費)
⑧得意先などを接待するための費用(交際費)
の3項目が新たに認められるようになりました。
ですのでこの辺りは領収書を取っておくのがベターですね。
また「職務に必要」
は仕事内容によって範囲が変わってきますので、
自分の職種はどこまで大丈夫なのか?
税理士さんや詳しい方に確認しながらやると良いと思います。
ちなみに給与所得とは別に個人事業主を持っている方は、
①給与所得で源泉徴収
②個人事業主で経費計上して赤字へ
をすると還付金をもらうこともできますが、
時代の流れ、地域の税務署によっては、
ジャンル、仕事内容によってグレーなものもありますので、
冒頭のようにサラリーマンで確定申告の方が安心感はあります。
私も過去個人事業主を使って、
還付金を年間5~10万年ほどもらっていましたが、
今はその地域では通用しません(汗
私は数字に嘘がなかったのでもちろん通用していましたが、
他に嘘ついた人が増えたんだろうなと思います(笑
税金はきっちり健全にしないと、
後々自分の首を絞めてしまうと思っています。